蓮は泥より出でて泥に染まらず
7月12日は七十二候「小暑 次候 蓮始めて開く」です。
また建久3年(1192年)7月12日(旧暦)は源頼朝が征夷大将軍に任じられた日です。
鎌倉幕府を開き武家の世の中を構築していくのですが、源家は3代で途絶えてしまいます。
格数で源氏3代を観てみると・・・
初代 源 頼朝:天15格(土)心30格(水)艮28格(金)仁13格(火)全42格(木)
全格が42格で幸運、不運が極端に入れ替わる。チャンスに恵まれても精神力弱く、途中挫折してしまう。財と名を成すが周囲から必ず予期しない問題、トラブルが発生する。運勢が漸衰的に下降し実力が発揮できなくなる。対人関係、周囲の状態に常に注意が必要。
しかも内面が30で水のエネルギー強いので悪い方に流れると急変転落の大凶となる。
吾妻鏡で頼朝は落馬して命を落とす事になっていますが、名前の運から観ても暗殺の可能性が強いですね。
2代 源 頼家:天15格(土)心30格(水)艮26格(土)仁11格(木)全40格(水)
3代 源 実朝:天15格(土)心28格(金)艮26格(土)仁13格(火)全40格(水)
弟の義経は・・・
源 義経:天15格(土)心27格(金)艮26格(土)仁14格(火)全40格(水)
と3人とも全格が40格なんです。因みに織田信長も全格40格です。
40格は一時的に盛大であっても、波乱変動終局の悲運の極みとなる。0系統の格数で最も凶運が強いと謂われている。知的才能、高い人格、指導力、学芸の才能高いが一旦凶の流れになると凶事相に付きまとわられる。急変、急難注意。
上記3人の歴史を観ても暗殺等悲運で終わっています。(信長も・・・)
頼家、実朝の母 北条政子はどんな格数かと・・・
天16格(土)心19格(水)艮11格(木)仁8格(金)全27格(金)
全格は頼朝と同じ27格ですね。結婚は押しかけ女房でプライド高く。旦那を下に見る。離婚する人も多いとあります。仕事では脱線的事故を起こしやすい。家庭運が凄く薄い。苦労が多い。
此のように凶を引き寄せる名前を持っていると人生の最後が不運になる事があります。頼朝は鎌倉幕府を開いた貢献者であるのに亡くなった後、きちんとお墓に祀られるのが、其の死後600年も後、安政八年(1779年)に頼朝の血を引いている島津藩主・島津重豪によってである。其れ以前の墓は何処にあったのか判然としていない。
強い思いをもって幕府を立ち上げた頼朝は泥の中で美しく咲く蓮の花のように、幼少の大変な泥に塗れたような生活から一気に武士の棟梁として美しく花を咲かせました。しかし妻政子の北条家の策略によって、其の家系は途絶えさせられる事になってしまいました。
無念だったに違いないと思います・・・・・・
来年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」ですね。どのように描いてくれるのか、今から楽しみです。